ニューヨーク=真海喬生
1日の米ニューヨーク商業取引所で、原油価格の指標となる「米国産WTI原油」の先物価格が7営業日連続で上昇し、約10カ月ぶりに1バレル=85ドルを超えた。需給が引き締まるとの見方が広がったため。原油価格の値上がりは、8月末に過去最高値を更新した日本のガソリン価格の上昇圧力となる。
米国産WTI原油の終値は、前日より1・92ドル(2・30%)高い1バレル=85・55ドルだった。
サウジアラビアが7月に始めた自主減産について、10月も続ける方針が報じられた。市場では、産油国の生産や輸出が減るとの見方が広がり、供給不足の懸念が高まった。今週発表された米国の原油在庫が市場予想よりも少なく、需要が旺盛だと見られたことも、値上がりにつながった。
原油価格は、ロシアがウクライナに侵攻した昨年2月、約7年半ぶりに1バレル=100ドルを突破。今年3月には60ドル台まで値下がりしていたが、再び上昇基調にある。(ニューヨーク=真海喬生)
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米原油価格、10カ月ぶり85ドル超え ガソリン価格の上昇圧力に:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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