野菜の価格高騰は、福島市で人気のご当地グルメ、「円盤餃子」も直撃しています。
福島市の玄関口の１つ、ＪＲ福島駅の前には、野菜をたっぷり使った「円盤餃子」で人気の店があり、連日、観光客や出張のビジネスマンなどでにぎわっています。
この店では、ギョーザのあん用のキャベツやラーメン用のネギなどたくさんの種類の野菜を使っていて、例年、この季節には仕入れ値は下がるものの、ことしはどの野菜も上がっているといいます。
キャベツは２割から３割、ネギは１箱の価格が高いときは倍近くに上がっているほか、にんじんや大根なども２割ほど値上がりし、経営を圧迫しています。
この店では、去年から続く原材料費の高騰を受けて、ギョーザの価格を去年とことしの２回、値上げしたということですが、現在の野菜価格の高騰が続けば、さらなる値上げも検討せざるを得ないと考えています。
店長の佐藤照美さんは「肉や光熱費、燃料費なども上がっているので経営的には厳しいです。材料を厳選して、従業員も雇っているので値上げも考慮しなければならないのですが、あまり高いと食べてもらえなくなってしまうので悩んでいます」と話しています。
東京から夫婦で観光に訪れた５０代の男性は「円盤餃子は食べたことなかったですが、野菜がたっぷり使われていてとてもおいしいです。今はいろいろなものが値上がりしているので、値上げを検討するのもやむを得ないと感じます」と話していました。
会津若松市から出張で訪れた会社員男性は「ふだんはニンニクが強烈なギョーザを食べているのですが、優しい野菜の味がしてこれもおいしいですね。ギョーザは手軽に、気軽に食べられるものだと思っているので、値上げしてしまうと食べにくくなるし、本当だとしたら残念です」と話していました。
野菜価格の高騰 福島市のご当地グルメ 「円盤餃子」も直撃｜NHK 福島県のニュース - nhk.or.jp
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