【ジッダ(サウジアラビア)21日=山下幸志朗】日本は2026年W杯アジア2次予選第2戦で5-0でシリアに勝利。この試合は日本国内では地上波中継、ネット配信ともに行われないという異例の事態となった。それについて試合を現地で視察していた日本協会の田嶋幸三会長は「放送できなかったのはすごく申し訳ないという気持ち」としつつも、改めて「日本(に対する放送権)の価格をどんどん吊り上げようとされてたっていうのは事実」と説明した。
シリアが内戦状態にあったため、中立地で行われたが、この試合の放送権はシリア協会にあり、日本側はそれを買う立場だった。20日にはジッダ市内で行われた試合前日の会見の会場に、試合の放送権に関わっているというアラブ首長国連邦の代理店PRO社の最高経営責任者(CEO)、ユセフ氏を名乗る人物が登場。中継が決まらない要因とされていた値段の高騰については「そこに問題はなかった」と主張していた。
最終的には放映権の値段をシリア側が下げてきたということは田嶋会長も把握している。それでも、日本のテレビ局では事前に番組編成が決まっていることや、ストリーミングサービス、サーバーの確保など準備にも時間がかかることから、「2日前に決まることなんで日本じゃありえない」と話した。
今後も来年3月に北朝鮮、6月にミャンマーと敵地での試合がある。「決して逆に叩いて叩いて(値段を)下げようなんてことじゃない。やっぱりテレビ局さんなりにいろんな計算があったり、時間帯があったりする。(試合開始が日本時間の)夜中の12時過ぎですよ、最初は3時過ぎだった。それを何億もよこせってそれは出せないですよ」と日本側の意見を強調した。
日本協会・田嶋会長「価格をどんどん吊り上げようとされたのは事実」 シリア戦の放映権について言及 - サンスポ
Read More
No comments:
Post a Comment