石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が30日に開く閣僚級会合を前に、ヘッジファンドは原油価格見通しに関して一段と弱気になっている。同会合は当初26日開催の予定だったが延期された。
ICEフューチャーズ・ヨーロッパと米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、資産運用会社によるブレントとウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の先物とオプションの買越残高は11月21日終了週に1万9378枚減少し23万2883枚と、6月後半以来の低水準となった。買いポジションは1万9467枚減少し、約7カ月ぶり低水準となった。
原油相場は流動性低下により下げが加速し、9月下旬の高値から急落している。投資家はOPECプラスが供給制限の延長や減産幅拡大について決定するまで様子見姿勢を強めている。サウジアラビアは価格下支えを図り、OPECプラスの他のメンバーに生産枠引き下げを求めているが、一部の国の抵抗に遭っている。
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原題: Hedge Funds Slashed Bullish Oil Wagers Ahead Of OPEC+ Meeting(抜粋)
ヘッジファンド、原油価格に一段と弱気に-OPECプラス会合控え - ブルームバーグ
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