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Tuesday, December 5, 2023

ビットコイン価格は1月に調整される?アナリストらは「ワイルドカード」との指摘も - コインテレグラフ・ジャパン(ビットコイン、仮想通貨、ブロックチェーンのニュース)

ビットコイン(BTC)の価格は、ビットコイン現物上場投資信託(ETF)が承認されると「ロジカルに」調整する可能性があるが、仮想通貨市場は「ワイルドカード(予測不能)」な要素も持っているとの見解が出ている。

ビットコインは過去11ヶ月間、勢いを増しており、3月には銀行不安の中で急騰し、6月にはブラックロックがビットコインの現物ETFを申請したことでさらに急騰し、10月にも同様にビットコインの現物ETFの承認に対する楽観的な見方から再び上昇した。

12月4日にはビットコインは41000ドルを突破し、19ヶ月ぶりの高値を記録した。

「ニュースで売る」イベントか

ファインダー社の仮想通貨アナリスト、ジェームス・エドワーズ氏は、ビットコイン現物ETFが承認されると「ロジカルに」売りイベントが起こると述べている。

“これはロジカルにニュースで売るイベントと言えるだろう"

「噂で買い、ニュースで売る」という言葉は、肯定的なニュースやイベントが予想される前に株価や資産が上昇し、ニュースが確認されたりイベントが発生したりすると下落する状況を表す。

「初日から多くの機関投資家による買いがあると考えるのは楽観的すぎる」とエドワーズ氏は説明し、ファンドマネージャーが「即座に飛びつく」ことはありそうにないと主張した。

「実際に目立った資金流入を見るまでには、数ヶ月、場合によっては数年かかるかもしれない」とも述べている。

仮想通貨は「ワイルドカード」

しかし、エドワーズ氏を含む多くの人々は、実質的な修正が確実に迫っていることを意味するものではないと言う。

マークルツリー社の最高投資責任者ライアン・マクミリン氏は、ビットコインが100日以上修正を見ていないことを考えると、修正のリスクが高まっていると認めつつも、ビットコイン現物ETFは「史上最も期待されているETFの立ち上げ」とし、いかなる売りもすぐに引き上げられると見ている。

一方、仮想通貨投資会社ZXスクエアード・キャピタルの共同創業者、CKジェン氏は、価格の引き下げが「浅い」ものになると信じているようだ。

「BTCの基本的な要因はこれまで以上に強く、来年のBTC半減期、世界中の中央銀行による大規模なマネープリンティング、世界中で継続する地政学的不確実性を含んでいるため、市場の引き下げは浅いものになると予想している」と彼は述べた。

エドワーズ氏も、仮想通貨は「ワイルドカード(予測不能)」であり、たとえ論理的に修正が必要だとされても、仮想通貨に関しては必ずしもそうなるとは限らないと指摘した。

12月の見通し

アナリストたちは、12月にビットコインが勢いを失うことも予想していない。

エドワーズ氏によれば、機関投資家がETF承認に賭けている早期の兆候がすでに見られ、最近のビットコイン先物ETFへの資金流入が増加しているという。

「最悪の場合でも、ETFの承認が確認されるまで、またはチャートで確認されるまで価格は横ばいを保つと予想している」

仮想通貨弁護士ジョー・カルラサーレ氏も、12月4日のXで、ETF承認前に深刻なビットコインの修正が起こる可能性は「ほとんどない」と見ているようだ。

「承認が数週間以内に起こりそうな時に、なぜ大きな売り手が現れるだろうか」とカルサーレ氏は指摘した。

アポロ・キャピタルの最高投資責任者(CIO)ヘンリック・アンダーソン氏は、「ビットコインETFが大量に承認されれば、仮想通貨市場のメインストリームに再び注目が集まるだろう」と語った。

仮想通貨業界は2024年1月5日から10日の間に予想されているSECの承認を待ち望んでいる。

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