- ・国内外ゴールド市場の異常な価格差に対応
- ・チン首相が金価格の安定化を指示
- ・国内の金価格はピークから大幅に下落
国内の金(ゴールド)価格は1テール当たり8000万VND(約46万5000円)を突破し、26日時点での国外との価格差が1960万VND(約11万4000円)に拡大した。これを受け、ファム・ミン・チン首相は28日、ベトナム国家銀行(中央銀行)に対し金価格の安定化を指示した。
首相は、ゴールド市場が対ドル為替レート、金融市場、金利など国家の財政金融安全保障に負の影響を及ぼすことのないよう、ゴールドの退蔵・保有を阻止する措置を取り、国内外のゴールド市場を連動させて異常な価格差を防ぐ措置を講じる必要性を主張した。
首相はまた、中央銀行をはじめとする関連機関に対し、宝飾店などを含むディーラー各社の監視・検査を強化して、密輸密売、投機、価格操作などの違法行為を摘発し厳格に処分するよう指導した。
対策の一環として、中央銀行は商業銀行や決済仲介業者、宝飾店などを含むディーラーに対し、高額取引の申告義務付けに関する2023年4月27日付け首相決定第11号/2023/QD-TTg(12月1日施行)に従い4億VND(約233万円)以上の取引について、中央銀行傘下のマネーロンダリング防止局に報告するよう求めている。
中央銀行はこの他、ゴールドの販売活動を規定する政令第24号/2012/ND-CPを見直し、改正・補足を提案する方針。
なお、今回の中央銀行の対応を受け、29日午後2時44分時点で金地金大手サイゴンジュエリー(Saigon Jewelry=SJC)の提示するSJCブランドの1テール当たりの金価格は、◇買値:7300万VND(約42万4000円)、◇売値:7600万VND(約44万2000円)となり、ピークから大幅に下落した。
金価格が反落、中央銀行の介入で[経済] - VIETJOベトナムニュース
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