資材全体は、ウクライナ危機などを背景に過去最高だった2022年の116・6をさらに上回った。肥料、飼料の指数は23年後半に入り徐々に下落しているが、依然、高水準にある。
肥料は147で、過去最高だった22年から16・2ポイント上昇。高度化成が156・6(同16・6ポイント上昇)、尿素が197・1(同29・8ポイント上昇)など、幅広い品目で高騰した。
飼料は145・8で、これも過去最高だった22年からさらに7・8ポイント上昇。飼料高騰の影響は、農家が導入する子牛など畜産用動物の指数にも現れ、23年は88・2(同8ポイント低下)で大きく下がった。餌高で農家の子牛の導入意欲が減退し、相場が落ち込んでいる。
農薬は112・9(同10ポイント上昇)、農機具は105(同4・1ポイント上昇)、種苗は106・6(同2・6ポイント上昇)など、他の資材も上昇した。
農産物全体は107・8で、同5・6ポイント上昇した。米は87・4(同5・4ポイント上昇)、野菜は113・3(同7・1ポイント上昇)、畜産物は113・1(同7・8ポイント上昇)、果実は104・9(同3・5ポイント上昇)などとなった。
(古田島知則)
23年資材価格が過去最高 飼・肥料3年で1・5倍 農産物へ転嫁限定的 - 日本農業新聞
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