[北京 17日 ロイター] - 中国の新興電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車(シャオペン)はこのほど、より低い価格のブランドを立ち上げる計画を発表した。EV業界の価格競争が激化する中、厳しい競争が繰り広げられるセグメントに参入する。
同社は微信(ウィーチャット)の公式アカウントへの投稿で、何小鵬会長兼最高経営責任者(CEO)が16日に北京で開催された業界イベントで、来月中に投入するこのブランドの車両価格は10万─15万元(1万4000─2万1000ドル)になると述べたと明らかにした。高級EVメーカーが販売するモデルの価格帯は一般的に20万─30万元となっている。
シャオペンは先進化のレベルがそれぞれ異なるモデルを順次投入するとし、新ブランドで「AI(人工知能)による運転支援を導入した若者向けの最初のモデル」の開発に全力で取り組んでいると説明した。ブランド名は明らかにしていない。
中国のEV市場では各社による値下げ競争が激しくなっており、EV大手BYD(比亜迪)がより大幅な値下げを主導している。
中国乗用車協会(CPCA)によると、1─2月の電池式EV(BEV)販売は18.2%増となり、伸びは昨年全体の20.8%から鈍化した。
小鵬汽車、低価格EVブランド立ち上げへ 1万4000ドルから - ニューズウィーク日本版
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