ビットコイン(BTC)は4月3日、シルクロードBTCの売却を巡る市場の動揺を受け流し、6万6000ドルまで回復した。
BTC価格は6万6000ドル台に
約6万4500ドルまで下落した後、BTC価格は控えめながら回復を見せた。この回復に先立ち、米政府がダークネット上のマーケットプレイス「シルクロード」から押収した3万BTC(21億ドル相当)をオンチェーンで移動させ、その後2000BTC(1億3300万ドル相当)を売却したというニュースが流れた。
この米政府による売却が既に神経質な市場をかき乱したように見えたが、トレーダーたちは動揺する必要はないとX上で主張していた。
「市場には常に強気と弱気の両方のナラティブがある」とトレーディング会社MNTradingの創設者兼CEOであるミカエル・ヴァン・デ・ポッペ氏はX上の投稿で書いた。「強気の勢いがピークに達すると、どんな弱気のナラティブであっても大きな影響を与えるだろう。今回は、シルクロードのビットコインが移動したことだった」。
ヴァン・デ・ポッペ氏は、より多くのBTCが利用可能になったことを「嬉しい」と付け加えた。
買い手側では、4月2日の米国のビットコインETFへの総流入額は4000万ドルを超えている。3月28日の取引日に見られた1億8300万ドルの正味流入と合わせると、政府の売却を上回るものとなっている。
一方トレーダーのスキュー氏は、最新の市場アップデートで、スポットの買い手が勢いを維持することを期待するとしている。「安値を一掃し、買い戻しの反応も良かった。今は買い手からのフォロースルーが必要だ」と語った。
さらに楽観的なのは、トレーダーのジェレ氏で、ビットコインの強気派が既に最も重要な抵抗をクリアしていると強調した。
「調整は普通のことで、どんな市場状況でも起こる」とヴァン・デ・ポッペ氏は述べている。「この場合、ビットコインの調整はより健全で有機的な市場サイクルを意味すると考える。これらの市場での下落は購入の機会だ」。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
ビットコイン価格は6万6000ドル台に回復 シルクロードBTCの影響は吸収か - コインテレグラフ・ジャパン(ビットコイン、仮想通貨、ブロックチェーンのニュース)
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