4日のニューヨーク原油市場では国際的な取り引きの指標となるWTIの先物価格が去年10月下旬以来、およそ5か月ぶりに一時、1バレル=87ドル台まで上昇しました。
背景には、中東のシリアにあるイランの大使館がイスラエルによるとみられる攻撃を受けたことで、中東情勢が緊迫化すれば原油供給に影響が及ぶとの観測が広がったことがあります。
これを受けてニューヨーク株式市場ではインフレへの懸念から売り注文が膨らみ、ダウ平均株価の終値は前日と比べて530ドル16セント安い3万8596ドル98セントでした。
ハイテク銘柄の多いナスダックの株価指数も1.4%の下落となりました。
市場関係者は「原油の先物価格の上昇に加え、FRB=連邦準備制度理事会の高官が物価上昇率の横ばい状態が続けば利下げの必要があるかは疑問だと発言したと伝わり、インフレへの懸念が高まった」と話しています。
NY原油先物価格一時87ドル台まで上昇 ダウ平均株価 大幅下落 | NHK | 原油価格 - nhk.or.jp
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