ビットコイン（BTC）の価格は過去7日間で6.5%下落し、現在の取引価格は過去最高値の7万3835ドルから10%下回っている。
ビットコインのテクニカル的な状況、投資家の関心の高さ、オンチェーンデータから、ビットコインのアナリストは指数関数的な上昇トレンドへの転換が進行中であると考えている。
ビットコイン価格は重要なサポートエリアを維持
トレーディングビューのデータによると、ビットコインの価格は新しい過去最高値から反落して以来、10週間以上にわたって5万8000ドルから7万2000ドルの間で揺れ動いている。
仮想通貨アナリストのレクト・キャピタル氏によれば、ビットコインの週足チャートでは、現在の価格帯が過去最高値を記録した際に強い抵抗を示したゾーンを試していることを示しているという。
レクト・キャピタル氏によると、継続中の売り圧力が価格をこの範囲以下に大幅に下回っていないため、このエリアは現在ビットコインをサポートしている。「ビットコインは最近の下落で黒い中間レンジ(約6万6000ドル)をサポートとして再テストすることに成功した。黒い範囲以下のボラティリティはボーナス領域だ」と述べた。
同じ観察をしたアナリストのムスタッシュ氏はBTC/USDの3週間チャートを共有し、価格が0.5ライン（MZ BTCボトムインジケーター）のすぐ上で取引されていることを示している。このインジケーターは、「BTCゴールデンボトムと適応移動平均」を適用したエリオット波オシレーター方法論と、結果として得られたEVOの相対力指数を使用して、ビットコイン価格のトレンドの健全性を検出するオシレーターを形成する。
ムスタッシュ氏によると、BTC価格は過去に2012年、2017年、2020年の3回だけこのラインを再テストした。その際、過去の最高値がビットコインの価格を支え、その後コインはパラボリックな上昇トレンドに入り、新しい記録的な高値を達成した。「2012年、2017年、2020年には、これは仮想通貨で最も熱狂的な時期の始まりの合図だった」と述べた。
ムスタッシュ氏は6月12日のX投稿で、BBWP指標ーの同様のセットアップについてコメントし、「ここではボラティリティ指標について話している。EMA20ラインの上では、これまで常に強気だった」と語った。
ビットコインの上昇を支える需要
市場情報会社サンティメントによれば、市場の下落に反応して、ビットコイン投資家は下落局面で買いに入る機会を利用して、より多くのBTCを購入する時だと感じたようだ。サンティメントは、6月13日にビットコインが6万7000ドルを下回った最新の下落が、過去2か月で2番目に大きな「BTCの購入意欲の急増」を引き起こしたと指摘している。
6月14日のXでの投稿で、サンティメントは「ビットコインを購入する興味が急増し、6万6600ドルへの下落後に売却意欲は休止状態にある」と述べた。
これは、個人投資家が最新の価格下落が「正当化されていない」と考え、早期回復を期待して購入していることを示している。
ビットコインに対するセンチメントを分析するプラットフォーム「オルタナティブ」の追加データは、仮想通貨の恐怖・強欲指数が6月13日の70から74に上昇し、先月の64からも上昇していることを示している。これは投資家層の間で強気の見通しを示しているため、全体的にポジティブな兆候だ。
取引所のビットコイン残高の減少
オンチェーンメトリクス分析会社クリプトクアントのデータによると、取引所のBTC残高は過去30日間で3.6%減少し、5年ぶりの低水準である282万2000BTCに達した。
取引所のBTC残高の減少は、投資家がトークンをセルフカストディウォレットに送金し、将来の価格上昇を予想して売却する意図がないことを示している。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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