金価格は昨年の過去最高値付近まで再び上場する可能性がある。TDセキュリティーズが分析した。金は相対的に依然として割安という。
20日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物相場は6日続伸した。取引の中心である6月限は1トロイオンス=1881.9ドルで取引を終えた。
金先物は昨年8月7日に中心限月として過去最高値となる2089.2ドルを付けた。しかし、その後下げ基調に転じ、3月に1673.3ドルの直近の安値を付けている。
TDセキュリティーズのストラテジストは20日、米CNBCに対し、金は相対的に依然として割安な水準にあり魅力的な投資機会を提供しているとし、割安な投資先を探しているのであれば金があると述べた。
1~3月期の価格の低迷について、インフレを背景に米連邦準備理事会(FRB)が引き締めに転じるとの見方を受け、米長期金利が急伸したことが理由だったと説明した。
金は伝統的にインフレをヘッジする手段として用いられてきたが、金利の上昇は売り材料になる。
目下のFRBの緩和的な金利政策とインフレ圧力、投資におけるアンダーポジションを考慮に入れれば、金は近く1900ドルを超え、さらに上値を追い最高値に肩を並べる可能性があるとの見方を示した。
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金価格は最高値試す可能性も 相対的に依然割安との見方 - IG
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