新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、安全な資産とされる「金」の価格が上昇しています。
金の先物価格は1グラム当たり6500円を上回り、ことしの最高値を更新しました。
金の先物取引は大阪取引所で行われています。
17日は取り引きが活発になり、金の先物価格の終値は取り引きの中心となる「来年4月もの」が、先週末より88円値上がりし、1グラム当たり6520円となりました。
金の先物価格が6500円を上回るのは去年11月以来、およそ半年ぶりで、ことしの最高値を更新しました。
これは新型コロナウイルスの感染の再拡大で景気の先行きへの懸念が強まる中、比較的安全な資産として金を買う動きが強まっているためです。
市場関係者は「ワクチンの普及が遅れれば日本経済への影響は避けられないとしてより安全とされる金に資金を振り向ける動きが強まっている」と話しています。
銅やアルミニウムなどの先物価格も大きく値上がり
商品市場をめぐっては、金のほかに「銅」や「アルミニウム」などの非鉄金属の先物価格も大きく値上がりしています。
このうち、銅の国際的な指標となる先物価格は、今月に入って、1トン当たり1万ドルを上回り、過去最高値の水準で推移しています。
また、アルミニウムの先物価格も1トン当たり2400ドルを上回り、2018年4月以来、およそ3年ぶりの水準となっています。
市場関係者は「中国をはじめとする新興国で需要が拡大していることなどから資金が流入しているとみられる」と話しています。
金の先物価格 ことしの最高値を更新 - NHK NEWS WEB
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