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Monday, June 7, 2021

【茨城新聞】鶏卵、供給減で価格上昇 鳥インフル、殺処分影響 13年に次ぐ水準に - 茨城新聞

2021年6月8日(火)

鶏卵、供給減で価格上昇 鳥インフル、殺処分影響 13年に次ぐ水準に

鶏卵のパックが並ぶ商品棚=水戸市元吉田町のいばらきコープ水戸店
鶏卵のパックが並ぶ商品棚=水戸市元吉田町のいばらきコープ水戸店

鶏卵の価格が上昇している。主要産地の茨城県や千葉県などの養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生し、多くの採卵鶏が殺処分されたことで卵の供給量が減少したのが理由。供給量の回復にはしばらく時間がかかる見通しで、卵の不足感はなお続きそうだ。

水戸市元吉田町のいばらきコープ水戸店は、5月下旬から鶏卵の「月間お買い得商品」を見合わせている。通常は全17商品のうち7、8商品を数十円下げて販売するが、今年に入り仕入れ値が上昇し、全て定価販売に切り替えた。

「値上げしないでカバーしていたが、いったん月間お買い得商品は見合わせることになった」と磯崎清巳店長(55)。新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり消費で販売は堅調を維持しているが、「卵や牛乳、食パンなどの白物は価格をあまり上げてしまうと集客に影響がある」と価格の見直しには慎重だ。

同店を訪れた主婦(45)は「卵は(子どもの)お弁当などで必ず1日3個使う。価格が上がったのか下がったのかは気になる」と話す。

指標となるJA全農たまご(東京)の卸売価格は3日現在、東京地区のMサイズで1キログラム当たり260円。280円だった2013年12月以来の水準で推移している。

背景にあるのは鳥インフルエンザの流行だ。農林水産省によると、昨年11月に香川県で高病原性鳥インフルエンザが発生して以降、今年3月までに18県の52の養鶏場などで相次いだ。殺処分数は約987万羽に上り、高病原性で過去最多だった10年度の約183万羽を大きく上回る。茨城県では2月に城里町の養鶏場で発生し、約80万羽を殺処分した。

新型コロナ感染拡大に伴う巣ごもり需要が高まる中、殺処分の影響で卵の供給量が減少した。県内のある鶏卵加工業者は「ものが足りない。(スーパーなどに)発注通り納められない」と嘆く。

採卵鶏をひなから育てて卵を産み始めるまでには150日ほどかかり、供給量の回復には時間がかかると指摘。鶏卵の不足感は「間違いなく続く」とした。

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