[11日 ロイター] - 11日のアジア時間の取引で、金価格が1オンス=1900ドル台に上昇した。
ドルの下落と債券利回りの低下が背景。米消費者物価指数(CPI)統計を受けて、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和政策を維持するとの見方が広がった。
0313GMT(日本時間午後0時13分)現在、金のスポット価格は0.1%高の1オンス=1900.51ドル。週間では0.5%以上値上がりしている。
先物価格は0.3%高の1902.90ドル。
OANDAのシニア・マーケット・アナリスト、ジェフリー・ハレー氏は「米国のインフレ率は上昇したが、量的緩和の縮小を見越した売りは出なかった。債券利回りが低下し、金価格を再び押し上げる要因になっている」と指摘。
「ドルが急激に上昇しない限り、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)は無難に通過する可能性が高い。資産価格の上昇を見込んだ取引が膨らみ、金は来週初めに上値抵抗線の1920ドルを試すだろう」と述べた。
米10年債利回りは3カ月ぶりの水準に低下した。ドル指数は0.1%下落。
ロイター調査によると、FRBは今年8月か9月に量的緩和(QE)の縮小(テーパリング)に向けた計画を発表する可能性が高いと予想されている。資産購入の縮小を実際に開始するのは来年初めとみられている。
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金価格が1900ドル台に上昇、ドル下落と債券利回り低下で - ロイター
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