MVアグスタ・ジャパンは6月30日、並列3気筒エンジン搭載ミドルサイズスーパースポーツの『F3』ラインナップに「F3ロッソ」を追加発表した。オールインワンのフェアリングとセパレートハンドルを装備し、スポーツ走行を追求したモデルだ。
F3ロッソはロッソ(ROSSO)シリーズの最新モデルでもある。ロッソシリーズは「MVアグスタの特性、技術、品質そして魅力をリーズナブルな価格で」というのがその企画で、幅広い顧客ターゲット層に対し、入手しやすい価格でMVアグスタのスポーツ走行を届けることを意図している。
したがってロッソモデルは各ラインナップのエントリーモデルとして設定されていたが、日本市場でのF3ロッソの価格は従来のベーシックモデル「F3 800」を上回り、サーキット対応も可能な「F3 800 RC」の下に位置し、様子が若干異なる。
F3ロッソの3気筒エンジンは最高出力147HP、クラス最強の部類だ。2021年モデルではEURO5に適合した。エンジン内部摩擦の低減と信頼性向上のために各部が再設計されている。エキゾーストシステムもマニホールドからサイレンサーまで全体を再設計し、エンジン回転の全域でトルクとパワーを向上させたという。インジェクターの燃料圧力は0.5barの増加。また、ツインフローラジエータは冷却効率が5%向上した。
フレームの見直しはスイングアーム接続部に焦点を当て、ねじれ剛性と縦剛性を向上させた。MVアグスタによると「ライディング精度だけではなく、ライダーを駆り立てるフィーリングが改良」されているという。
発売は8月を予定。
MVアグスタ F3ロッソ 登場、スポーツ走行の追求と提供…価格は239万8000円 - レスポンス
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