[北京 1日 ロイター] - 中国の民間不動産調査大手チャイナ・インデックス・アカデミー(中国指数研究院)によると、8月の国内100都市の新築住宅価格は前月比0.2%上昇した。
上昇率は過去5カ月で最低。一連の価格抑制策を受けて、大都市で急増していた需要が冷え込んだ。7月は0.35%上昇だった。
当局は今年、住宅購入の制限や住宅ローン金利の引き上げなどを通じて、住宅価格の抑制策を強化している。
広州市は31日、住宅市場の過熱を抑制するため、中古住宅の参照価格を導入。上海、深センなど約10都市も同様の措置を講じている。
中国指数研究院の幹部は「不動産を管理する対策は、抜け穴をふさぐため、第3・四半期、第4・四半期も、さらに洗練され、より総合的なものになる。頻度も増すだろう」と述べた。
住宅価格の上昇率が最低だったのは、上海、北京などの1級都市で、0.11%上昇。7月は0.54%上昇だった。
同幹部は、1級都市の価格鈍化について、地元政府の規制に加え、新型コロナウイルスの感染者が出た上海で感染対策が導入されたことが主因だと分析している。
8月の中国の住宅価格は前年比では3.51%上昇。7月の3.81%上昇から鈍化し、2020年12月以降で最低となった。
8月の不動産開発業者への土地販売(床面積ベース)は、前月比32%減、前年比42%減。
国家統計局は8月の住宅価格統計を9月中旬に発表する。
中国の新築住宅価格、8月は+0.2% 5カ月ぶり低水準=民間調査 - ロイター (Reuters Japan)
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