錫価格の国際指標となるロンドン金属取引所(LME)の3カ月先物価格が過去最高値を更新した。24日に高値3万6830ドルを付け、先月に記録した史上最高値3万5955ドルを上回り、3万6千ドルの大台も突破。主要生産地である中国の供給懸念、在庫減といった需給要因を中心に価格を押し上げた。 錫先物相場は8月中旬に当時の過去最高値圏である3万5千ドル超で推移した後、中国・錫精錬最大手の生産好調やファンドの買いポジション解消により、8月下旬から9月中旬にかけて3万3~4千ドルに下落。9月下旬から3万5千ドル台に回復し、24日には公開価格ベースで3万6千ドルの大台を突破した。 投機筋によると、中国の主要サプライヤーが生産を減らしており、需給ひっ迫による在庫減少が価格を押し上げたという。24日のLME在庫は1155トンと、8月中旬に2千トンを割ってから減少傾向で推移。中国サプライヤーが精錬所のメンテナンスを順次終えている一方、停電による生産減の可能性が引き続き尾を引いている。 錫ははんだやめっきなどの材料として使われ、錫地金の価格上昇は関連メーカーの原材料コスト上昇につながる。
錫地金LME先物価格が最高値更新、3万6000ドル突破。主要生産地の中国で供給懸念(鉄鋼新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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