[ヨハネスブルク 6日 ロイター] - 西アフリカのギニアで国軍の特殊部隊がコンデ大統領を拘束したことを受け、同国の主要輸出品であるボーキサイトの供給懸念が台頭し、6日の取引で中国向けのギニア産ボーキサイト価格が約1年半ぶりの水準に急騰した。
ギニアはアルミニウムの原料となるボーキサイトの世界第2位の生産国。中国に対しては最大の供給国となる。
中国向けのギニア産ボーキサイト価格は1トン当たり50.50ドルと、前週3日から1%上昇し、2020年3月16日以来の高値を付けた。年初からは約16%上昇している。
コンデ大統領の拘束を受け、アルミニウム価格も数年ぶりの水準に上昇した。
ただ動乱を受けても、現時点でボーキサイト生産に影響は出ていない。ギニアのボーキサイト産業を専門とするボブ・アダムズ氏は「クーデターで輸出が短期的に大きな影響を受ける公算は小さい」とし、「今後いかなる政権が樹立されても、国の収入が阻害されないようにするだろう」と述べた。
ギニア産ボーキサイト価格急騰、国軍による大統領拘束受け供給懸念 - ロイター (Reuters Japan)
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