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18日、首都圏の新築マンションの平均価格が「バブル期」を超えて、過去最高となったことが分かりました。中古でも、1億円を超える物件が増加しています。 ■中古も高騰 “億ション”増加 都心のマンション価格の高騰が止まりません。特に上がり幅が顕著な東京・港区には、どんな物件があるのでしょうか? 訪れたのは、再開発の進む「虎ノ門」エリアにあるマンションです。部屋を案内してもらうと…。 都内の一等地にありながら、3方向を窓に囲まれた解放感あふれる角部屋で、2LDKの物件。となれば、気になるのは、いくらなのでしょうか? 麻布十番レジデンスサロン・工藤純店長:「1億6980万円です」 さらに、この部屋は一見、新築のようですが…。 麻布十番レジデンスサロン・工藤純店長:「こちらのマンションは築15年のマンションですね。2006年築の物件です」 実は今、都内では、このような中古でも価格が1億円以上という、いわゆる“億ション”の物件が増えていて、取引件数は5年前の約3倍になりました。 中には、築50年を超えても、1億円以上の値段で取引される物件もあるといいます。 ■「パワーカップル」が利便性重視 こうした都心の中古マンション人気を支えているのが…。 麻布十番レジデンスサロン・工藤純店長:「高年収世帯の夫婦共働きの方。いわゆる『パワーカップル』と言われる世帯の方が、購入を検討されています」 夫婦ともに、年収700万円超えの『パワーカップル』と呼ばれる世帯です。 その数は、この7年間で約1.6倍に増えており、通勤などの際に、利便性の高い都心部のマンションを買い求めているといいます。 なぜ、パワーカップルたちは新築ではなく、中古のマンションを選ぶのでしょうか?専門家は…。 住宅評論家・櫻井幸雄氏:「新築マンションの値段が大きく上がっているということがあります」 都心部の新築物件は、その希少性から、価格が高騰してしまうといいます。 18日に発表された最新の市場動向では、今年10月に販売された首都圏の新築マンションの平均価格は6750万円となり、バブル期を超えて過去最高となりました。 こうした状況もあり、同じ価格でも、新築よりも立地や広さなどの条件が良い中古物件が選ばれているのです。 住宅評論家・櫻井幸雄氏:「平成に入って以降のマンションというのは、だんだん寿命が長くなっていて、60年とか70年住み続けられるだろうとなってきたので。30年よりも古いものでも、だんだん価値が高まっているという側面がある。山手線の内側に関して言うと、値段が高くなって、高止まりする可能性がある」 (「グッド!モーニング」2021年11月19日放送分より)
都心のマンション価格高騰 中古も“億ション”増加(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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