19日のニューヨーク原油市場はアメリカのバイデン政権が日本や中国などに石油備蓄の放出を要請したと伝えられたことなどから国際的な原油の先物価格が一時、およそ1か月半ぶりに1バレル=75ドル台まで値下がりしました。
19日のニューヨーク原油市場は原油価格の国際的な指標となるWTIの先物価格が一時、およそ1か月半ぶりに1バレル=75ドル台まで値下がりしました。
アメリカのバイデン政権が日本や中国などに石油備蓄の放出を要請したと伝えられていることを受けて各国が放出に踏み切れば供給量が増えて価格が下がるという観測から売り注文が増えたためです。
また、新型コロナウイルスの感染が拡大しているオーストリアで来週からワクチンを接種した人も含めて不要不急の外出が制限されることを受けてヨーロッパなどで原油の需要が落ち込むという見方が出ていることも影響しています。
WTIの先物価格は10月25日に原油需要の高まりを受けて7年ぶりの水準となる1バレル=85ドル台前半まで上昇していました。
市場関係者は「原油価格の上昇傾向にひとまず歯止めがかかっているが値下がりが続くかどうかは不透明だ。原油価格は当面、石油備蓄の放出をめぐる各国の対応や新型コロナウイルスの感染拡大の状況に左右されそうだ」と話しています。
NY原油市場 先物価格一時75ドル台に下落 備蓄放出要請受け - NHK NEWS WEB
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