この結果、日量で40万バレルずつ月ごとに増やすとしている今の原油の生産計画を変更せず、追加の増産を見送りました。
原油価格は世界的な需要の高まりから一時、7年ぶりの水準まで上昇し、国内のガソリン価格の値上がりにもつながるなど暮らしや経済活動への影響が懸念されていて、日本やアメリカなどが産油国に対し供給を増やすよう求めていました。
これについてサウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は記者会見で「われわれは徐々に生産を増やしており、もし需要が落ち込めば、来年の始めには大量に余り始めるだろう」と述べて大幅な増産は難しいと説明しました。
ただ、世界では経済活動の再開が広がっていることに加えて、これから北半球では冬の時期を迎えることから、原油の需要は一段と高まるとみられています。
こうした中で産油国が追加増産を見送ったことで、原油価格の上昇傾向は今後も続くとの見方が出ていて、国内のガソリン価格などへの影響が注目されます。
来月の原油生産量 追加増産見送り 価格上昇傾向続くとの見方 - NHK NEWS WEB
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