静岡放送(SBS)
牛肉などの輸入肉の価格高騰が続き、台所を直撃しています。いわゆる「ミートショック」の影響で飲食店や精肉店も頭を悩ませています。 静岡市内にある牛タン料理の専門店です。 <しおや本店 大竹康之店長>「(お肉の仕入れ値は?)現状、倍ぐらいに上がっている」 コロナ禍からの経済活動の再開に伴い、世界的に高まっている肉の需要。食卓の強い味方アメリカ産の牛肉の価格が急激に上がり、高止まりしています。価格高騰の主な原因には、食肉需要の拡大のほかにアメリカ国内の深刻な人手不足による食肉工場の稼働率の低下があげられます。 <しおや本店 大竹康之店長>「(現在の価格が)ギリギリのライン。これ以上、上がってしまうと値上げせざるを得ない状況」 仕入れ値が上がっていますが、メニューの価格を上げないために店側も工夫しています。 <しおや本店 大竹康之店長>「自分たちの自社工場で加工をして、なるべくコストを下げて、値段も上げず量も下げず、いろいろ努力している」 食卓を支える「町のお肉屋さん」も値上げせざるを得ない状況に頭を悩ませています。 <永田精肉店店主 永田栄一さん>「牛タンで、ハラミですね。本当は値上がり分を考えると高く売りたいんだけど、お客さんにあそこは高い言われるのは嫌だから、398円で売っていたが100円だけ値上げさせてもらった。本当はもっと上がっている」 来店客も価格に敏感になっていると店主の永田さんは感じています。 <永田精肉店店主 永田栄一さん>「みなさん、やっぱり値段を気にして見ているなという感じはありますね」 ミートショックは今後、どうなるのか。経済の専門家に聞きました。 <静岡経済研究所 恒友仁常務理事>「日本国内はこれからクリスマスを含めて年末年始、一番食肉の需要が増える時なので、まだ供給が追い付いていない中で需要が増えるということで価格は高止まり、もう少し上がる可能性がある」 コロナ禍からの経済活動の再開によって起きたミートショック。価格が元に戻るのはいつになるのでしょうか。
輸入肉の価格が高騰 家計を直撃“ミートショック”年末年始の見通しは(静岡県)(静岡放送(SBS)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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