世界有数の産油国、サウジアラビアのことし7月から9月までのGDP=国内総生産は、伸び率が去年の同じ時期に比べて6.8%のプラスと、原油価格の上昇を背景にした経済の回復が鮮明となりました。
サウジアラビアが追加の増産に踏み切るのかが注目されます。
サウジアラビア統計局は9日、ことし7月から9月までのGDPについて、実質の伸び率が去年の同じ時期に比べて6.8%のプラスになったと発表しました。
背景について統計局は「世界的な原油需要の高まりを受け、石油収入の大幅な増加が影響した」と説明していて、原油価格が高騰していた2012年以来の高い水準だということです。
歳入の6割以上を石油に頼るサウジアラビアでは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた原油価格の低迷で国内経済が打撃を受けていましたが、経済活動の再開に伴う原油価格の上昇を背景に経済の回復が鮮明となりました。
ただ、サウジアラビアは、先行きが不透明なままだとして日本やアメリカなどが求める大幅な増産には慎重な姿勢を崩していません。
主な産油国は近く、来年以降の生産方針を話し合うことにしていて、サウジアラビアが追加の増産に踏み切るのかが注目されます。
サウジアラビア 原油価格上昇で経済回復 追加増産に踏み切るか - NHK NEWS WEB
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