今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり168.6円で、3週連続で値下がりしましたが、下落幅はわずかにとどまり、依然、2014年以来の高値水準が続いています。また、灯油の店頭価格はおよそ13年ぶりの高値となっています。
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、11月29日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり168.6円で、3週連続の値下がりとなりました。
これはヨーロッパなどで新型コロナの感染が再拡大したことで、石油の需要が落ち着くという見方が広がったことや、アメリカや日本などが協調して石油備蓄の放出を決めたことで、原油の先物価格が下落したことが要因です。
ただ、下落幅は先週から0.1円にとどまり、依然、2014年以来の高値水準が続いています。
一方、灯油の店頭価格は、全国平均で18リットル当たり1952円と、先週より2円値上がりし、2008年10月以来およそ13年ぶりの高値となっています。
今後の見通しについて石油情報センターは、「新たな変異ウイルス、オミクロン株の感染が世界的に広がる中、今後、原油価格の下落によってガソリン価格が値下がりする可能性もある。一方で12月2日に予定されている産油国の協議で、来月以降の生産量についてどのような判断が出されるか注視している」と話しています。
ガソリン小売価格 3週連続値下がりも2014年以来の高値水準続く - NHK NEWS WEB
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