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Monday, December 13, 2021

94万円~「新型アルト」低価格を守り続ける使命 - 東洋経済オンライン

ハイブリッド化と安全装備充実が機能面の進化

発表会にて鈴木俊宏社長と新型「アルト」(写真:スズキ)

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スズキは2021年12月11日、軽乗用車「アルト」の新型モデル発表会をWEBで開催。2021年12月22日に発売することを明らかにした。価格(消費税込)はガソリンモデルが94万3800円から112万9700円、マイルドハイブリッドモデルが109万7800円から137万9400円となる。

「アルト」は1979年5月に、「フロンテ」の商用車版としてデビュー。

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全国一律47万円という価格と、リヤシートを簡易なものにして荷室面積を増やすことで、乗用軽自動車の快適性を持ちながら商用車の税制で乗れるようにしたことが特徴だった。

この狙いは当たり、1980年代はアルトが開拓したボンバン(軽ボンネットバン)というスタイルが、軽自動車の主流となった。アルトは以後、今日まで42年間で累計526万台を日本国内で販売。インドを始めとした海外市場でも、スズキを代表するラインナップの1つとなっている。

直線的デザインから丸みのあるスタイルへ

今回発表されたのは、日本国内のアルトとして9代目となるモデルだ。発表会ではまずスズキの代表取締役社長、鈴木俊宏氏が登壇し、新型アルトについて次のように語った。

「新型アルトは、歴代のアルトが守ってきたお求めやすさ、軽さ、扱いやすさという軽セダンが持つ本質的な魅力はそのままに、時代のニーズに合わせたマイルドハイブリッドの採用や予防安全装備の充実、利便性や走行性能も妥協することなく作り込むとともに、内外装は世代を超えて親しみを感じ、愛着のわくデザインに一新した」

直線的でレトロモダンなスタイルだった8代目「アルト」(写真:スズキ)

新型アルトのデザインコンセプトは、「気軽」「安心」「愛着」。ベーシックなスタイルにより、“誰もが気軽に安心して乗ることができる親しみやすいデザイン”を目指したという。その親しみやすさの演出として、丸みを帯びた柔らかなフォルムの中に楕円形のモチーフを採用する。

ヘッドライトやグリルといった外装パーツはもちろん、インストルメントパネルやメーターフードに至るまで、内外装の各部に丸みのあるデザインが採用された。直線的なデザインだった先代モデルとは、対照的だ。スズキでは「優しい印象を演出し、安心感を得られるデザインとした」と説明する。

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