国内
新型コロナウイルスの新たな変異株が日本でも確認され、改めて「除菌対策」が重要視されている中、アルコールを使わない「小型の除菌家電」が注目されている。
ベッドサイドに置かれた、流線型のおしゃれなオブジェ。
実はこれ、小型の空気清浄機。
株式会社VENTO 代表取締役・森井隆平さん「(なぜ小型?)空気清浄機というのは、通常大きいもの。部屋の景観も邪魔してしまうことから、小型化とデザインにこだわった」
高級感漂うフォルムは、アルミの削り出し。
フィルターやファンがなく、内蔵した特殊なイオン電極から低濃度のオゾンを発生させ、空気中のウイルスを死滅。
この1台で、およそ30畳の広さをカバーできるという。
さらに、フィルター交換も不要。
ファンもないので、音がまったくしない。
1つ1つの部品は、日本の職人の手づくり。
1台およそ46万円と高額だが、自衛隊の一部の潜水艦にも、すでにこの除菌技術が導入されている。
続いては、持ち運びができる除菌ケース。
使い方は、まずスマホなど除菌したいものをケースの中へ。
ふたをしてボタンを押すと、強い除菌作用のある紫外線「UV-C」が照射。
除菌に要する時間は、およそ10分。
スマホやマスク、紙幣など、アルコール除菌が難しいものが除菌でき、さらにバッテリーが内蔵されており、手軽に持ち運べるため、置き場所を選ばない。
株式会社キングジム 電子文具開発部・天野佑海さん「ユーザー目線に立ったときに、マスクやスマホを除菌する場所はどこだろうと考えたときに、卓上を想定した仕様にしました」
3つ目は、除菌機能がついたコードレスの布団クリーナー。
ノズルから紫外線を照射すると、ほこりなどを吸い取ると同時に、99.9%の除菌率で布団の除菌ができるという。
また、コードレスにしたことで、家中の気になるところで使えるのがメリット。
実際、東京・渋谷区の寝具・家具のショールームでは、来場者がマットレスの寝心地を試したあと、このクリーナーで掃除と除菌が同時にできると重宝しているという。
布団以外にも、カーテンやソファの背もたれなど、掃除がしにくい部分の除菌もできるというUVクリーナー。
レイコップ・ジャパン株式会社 マーケティング課・高吉史彬さん「コロナ前と比較して150%以上の出荷台数を記録しているので、以前より、除菌やウイルス除去への意識は高まっていると感じている」
新型コロナの収束がいまだ見通せない中、身の回りを清潔にしてくれる除菌家電の需要はさらに高まっていくとみられる。
最新! 小型の除菌家電 お手軽価格から高級品まで - www.fnn.jp
Read More
No comments:
Post a Comment