秋田朝日放送
ガソリン、灯油の価格が高い状態が続いています。寒くなり暖房が欠かせない季節、家計への負担になっています。資源エネルギー庁によりますと先月29日時点の県内のレギュラーガソリン平均価格は1Lあたり165.3円で前の週より0.2円下がりました。3週連続で下がってはいますが、高値水準が続いています。調査を担当する石油情報センターは欧米を中心に新型コロナの再拡大で需要が落ち着いていることなどから来週も値下がりを予想しています。そして灯油の価格もこの1年でぐっと上がっています。県内平均価格は1年前は宅配18Lあたり1380円でしたが、今週は1987円でこの1年で607円上がりました。原油価格やコロナの状況で来週は値下がりが予想されていますが、すぐに大幅に変わるわけではありません。 そして、こうした状況はハウスの中で花きを栽培する農家にとっても大きな痛手となっています。色とりどり約20種類のシンビジウムを栽培する横手市十文字町の斎藤洋ラン園では栽培はすべて手作業で、今週末から始まる出荷にむけて仕上げの作業に追われていました。シンビジウムは比較的寒さに強い品種ですが、きれいに花を咲かせるためには温度管理が重要となります。ハウス内は常に13℃前後に保たれるよう先月から灯油を燃料とする暖房を使っています。3日間で1000Lもの灯油を使うため高値が続いていることに頭を悩ませています。 斎藤洋ラン園 斎藤有生さん:「一鉢に占める(暖房)コストの割合は去年より1.2倍にはなっているのではないか。欲は言わないので高騰する前(の価格)にせめてなってくれれば」 農業をはじめ様々なことに影響を及ぼしているガソリンや灯油の高値は一体いつ落ち着くのでしょうか。
花き農家にとっても痛手 ガソリン・灯油価格の高値水準続く(秋田朝日放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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