[オタワ 15日 ロイター] - カナダ不動産協会(CREA)が発表したデータによると、1月のカナダの住宅平均価格は74万8450カナダドル(58万8589米ドル)だった。前月比4.9%、前年比21%それぞれ上昇し、過去最高を更新した。新規物件が減少する一方で、需要が増えていることが背景。
CREAの住宅価格指数も前月比2.9%、前年比28%それぞれ上昇し、過去最高の上昇率を記録した。販売件数は前月比1%増加した。一方、新規物件の掲載件数は11%減少した。トロントで大幅に落ち込んだ。
CREAのクリフ・スティーブンソン会長は「1月は新規物件がかなり少なかった。今年最初となる新規物件の大規模供給は、気候が少し暖かくなるまでないようだ」と語った。
新型コロナ禍で売りを控えている人達が、いつ物件売却に動くかに注目が集まっている。
CREAのシニアエコノミスト、ショーン・キャスカート氏は、「今後夏に向けて理想的な状況は、春に売却を希望する人が多く出てくることだろう」と述べた。
一方、この日発表されたカナダ住宅金融公社のデータによると、カナダの1月の住宅着工件数は前月比3%減少した。都市部で一戸建て着工件数が増加したものの、集合住宅の着工件数がそれ以上に減少した。
1月の住宅着工件数は季節調整済みの年率換算で23万0754件に減少し、アナリスト予想の24万5000件や12月の23万8405件(改定値)を下回った。
カナダの住宅価格、1月は過去最高 住宅着工は減少 - ロイター (Reuters Japan)
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