中国が春節(旧正月)明けに原油在庫の積み増しに再び動く可能性があり、年初来で既に約20%値上がりしている原油相場をさらに押し上げかねないと世界最大の独立系石油商社ビトル・グループが指摘した。
市場の逼迫(ひっぱく)や世界的なインフレ加速を考えれば、ヘッジファンドや他の投資家は、原油へのエクスポージャーを増やすと考えられるとビトルは分析した。
ビトルのアジア責任者マイケル・ミュラー氏は「中国国有企業の在庫量は必要最低限の水準と言っていいと思う。旧正月明けに中国で何が起きるかに全ての注目が集まっている。一定の在庫補充が必要と感じられる」と6日の ポッドキャストで発言した。
北海原油代表油種のブレント先物相場は先週1バレル=93ドルを突破し、多くのトレーダーが100ドル到達は時間の問題と考えている。
ミュラー氏は、世界最大の原油輸入国である中国について、現在の価格は消費を抑制するほどまだ高くないと述べ、「彼らがアクセルから足を離したようには見えない。旧正月入り直前まで国有企業は今の価格での原油購入に関心を示していたようだ」と語った。
原題: China May Need to Rebuild Its Oil Stockpiles, Says Vitol(抜粋)
原油価格さらに押し上げも、中国が春節明け在庫積み増す公算-ビトル - ブルームバーグ
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