11日のニューヨーク原油市場では、産油国のロシアが、ウクライナに侵攻するのではないかという警戒感が広がり、原油の供給への懸念が強まったことから、国際的な原油の先物価格が一時、およそ7年4か月ぶりに1バレル=94ドル台まで上昇しました。
11日のニューヨーク原油市場では、原油価格の国際的な指標となるWTIの先物価格が一時、およそ7年4か月ぶりに1バレル=94ドル台まで上昇しました。
ロシアによるウクライナへの侵攻が北京オリンピックの期間中を含めて、始まる可能性があると伝えられたことで警戒感が広がり、原油の供給への懸念が強まったことが主な要因です。
また、世界的な景気の回復で、原油の堅調な需要が続くという見方が広がっている一方、生産量の回復が進んでいないことも背景にあります。
WTIの先物価格は、新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株への警戒感から去年12月初めには一時、62ドル台まで下落していましたが、その後、オミクロン株の感染拡大が原油の需要に及ぼす影響は限定的だという見方から上昇に転じていました。
高騰が続けば、日本国内のガソリン価格など暮らしへの影響が懸念されます。
市場関係者は「ウクライナ情勢をめぐる情報が、このところの原油価格の動向を左右している。当面は価格の上昇傾向が続くという見方が強い」と話しています。
NY原油市場 先物価格 一時94ドル台まで上昇 約7年4か月ぶり - NHK NEWS WEB
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