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Tuesday, February 22, 2022

NY原油市場 先物価格 一時96ドル台まで上昇 約7年半ぶり - NHK NEWS WEB

22日のニューヨーク原油市場では、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部の親ロシア派が事実上、支配している地域の独立を一方的に承認したことを受けて産油国のロシアからの供給が減るのではないかという懸念が高まり、国際的な原油の先物価格が一時、およそ7年半ぶりに1バレル=96ドル台まで上昇しました。

22日のニューヨーク原油市場では原油価格の国際的な指標となるWTIの先物価格が一時、およそ7年半ぶりに1バレル=96ドル台まで上昇しました。

価格高騰の背景には、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部の親ロシア派が事実上、支配している地域の独立を一方的に承認したことを受けて産油国のロシアからの原油の供給が今後、減るのではないかという懸念が高まっていることがあります。

WTIの先物価格は新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株への警戒感から去年12月の初めには一時、62ドル台まで下落していましたが、その後、上昇に転じ、今月14日に95ドル台をつけていました。

高騰が続けば、日本国内のガソリン価格など暮らしへの影響が懸念されます。

市場関係者は「欧米各国などによるロシアへの制裁の内容によってはロシアからの原油の供給が減るのではないかと懸念する投資家が多い。原油価格は当面、制裁の内容やロシアの対応に左右されそうだ」と話しています。

ロンドン市場も一時99ドル台まで上昇 7年5か月ぶり

また、22日のロンドン市場でも、国際的な原油価格の指標のひとつである北海産の原油の先物価格が一時、2014年9月以来、7年5か月ぶりに1バレル=99ドル台まで上昇しました。

市場関係者は「ヨーロッパは原油の輸入の多くをロシアに頼っているため、欧米各国などによるロシアへの制裁の内容次第では供給に影響が及ぶとの警戒感が出て、価格の高騰につながった」と話しています。

ヨーロッパでは、エネルギー価格の上昇がすでに記録的なインフレを招いていて、さらなる価格上昇が続けば、コロナ禍からの景気回復の重荷になることが懸念されます。

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