地金大手の田中貴金属工業(東京)は5日、金の小売価格を税込みで1グラム当たり前日より78円値上げし、過去最高額の8036円と決めた。ウクライナ有事の深刻化を受け、安全資産とされる金を持っておこうという投資需要の増加や、外国の市況に合わせ値上げした。同社の価格は国内の金小売価格の指標で、8千円を超えるのは初めて。
先進各国などの対ロシア経済制裁が相次ぎ、世界的に陸海空で物流や人の往来が停滞し、レアメタル(希少金属)の調達不安も浮上。経済の先行き懸念が深まった。
ロシア軍が4日、史上初めて稼働中の原発を砲撃。危機感は一段と広がった。金は株式や通貨と異なり「紙くず」にならない希少な貴金属のため、最近は資産の一部を金に換える人が増えた。
金価格が初の8千円突破 有事の安全資産に需要 - 産経ニュース
Read More
No comments:
Post a Comment