岡山放送
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ウクライナ情勢などを受けた原油価格高騰の影響が広がっています。
春の書き入れ時を迎えた岡山市のクリーニング店では営業コストが上昇し、経営を圧迫しています。
(ざ・ほわいと!きんぐ!! 片山康裕工場長)
「暖かくなってこれから忙しくなる時期」
今シーズンの役目を終えた冬服などが所狭しと並びます。衣替えの時期の書き入れ時を迎えた岡山市北区のクリーニング店、「ざ・ほわいと!きんぐ!!」です。
(ざ・ほわいと!きんぐ!! 片山康裕工場長)
「乾燥機でドライクリーニングした商品を乾燥させている。(。油を使う?) もちろん使う。重油を使う。毎回給油してくれる人に(価格の)様子を聞いている」
その訳は、原油価格の高騰。
工場で月に1万リットル近く使うという重油代は、支出の中で人件費に次ぐ割合を占めています。
(ざ・ほわいと!きんぐ!! 片山康裕工場長)
「しばらくは止まらないと思うので、考えて節約して使わなくては」
コロナ禍からの経済回復による需要の増加や国際情勢の変化で原油の価格はこの1年、上がり続けています。
財務省によると、日本に輸入された原油の価格は2月、1000リットル当たり約6万2600円で、この1年で1.7倍に上昇しました。さらにロシアのウクライナ侵攻で先行きは、さらに不透明さを増しています。
(ざ・ほわいと!きんぐ!! 片山康裕工場長)
「商品を掛けるハンガーや包装で使うナイロンも(値上がりした)。1本0.2~0.3円の値上げだが、毎日使うものなので、少しの値上げでも痛い」
低価格な均一料金が売りのこの店。今はボイラーの稼働時間を通常より2時間ほど短くするなどして費用を抑えていますが、企業努力は限界に近づいています。
(ざ・ほわいと!きんぐ!! 片山康裕工場長)
「値上げ値上げで仕事もいかに節約するか。先行きは難しいが、精一杯仕事をして利益を出したい」
経営に重くのしかかる原油価格の高騰。まちのクリーニング店では気をもむ日々が続いています。
高騰する原油価格 クリーニング店にも打撃…低価格が売りの店も”限界が近づく”【岡山・岡山市】 - FNNプライムオンライン
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