[東京 10日 ロイター] - INPEXが一時6%を超えて下落した。前日の米国時間に原油価格が急落したことを手掛かりに、ほかの石油関連株も軟調となっている。これまで市況高騰に伴って織り込まれてきた過度な業績押し上げ期待が後退した。
石油資源開発が6%安のほか、富士石油は7%安、出光興産は1%超安、ENEOSホールディングスは小幅安となっている。コスモエネルギーホールディングスは売り気配。市場では「これまでの上昇が大きかった銘柄ほど売られやすい」(国内証券)との声が出ていた。
米国時間の原油先物は急落。北海ブレント先物は2020年4月21日以来、およそ2年ぶりの大幅な下げを記録した。アラブ首長国連邦(UAE)が石油輸出国機構(OPEC)に原油増産を検討するよう働き掛ける方針を表明したことが背景。米WTI先物は15.44ドル(12.5%)安の1バレル=108.70ドル。こちらは昨年11月以来の大幅下落となった。
ロシアのウクライナ侵攻開始以降、原油などのコモディティー(商品)価格が高騰し、市場では、インフレ加速や景気減速を巡る懸念が高まっていた。
ホットストック:INPEXが急落、原油価格急落で石油関連軟調 - ロイター (Reuters Japan)
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