財務省が8日発表した2月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスの取引や投資収益の状況を示す「経常収支」は、前年同月比42・5%減の1兆6483億円の黒字だった。
財務省が8日発表した2月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスの取引や投資収益の状況を示す「経常収支」は、1兆6483億円の黒字だった。前年同月に比べ42・5%減った。原油などの価格上昇で輸入額が大きく膨らんだ。
黒字は3か月ぶりだが、2月として2015年以来の低水準となった。
モノの輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は1768億円の赤字(前年同月は5226億円の黒字)で、4か月連続の赤字だった。輸入額は34・2%増の7兆4762億円。原油価格(ドルベース)が5割超上昇するなど、エネルギー価格の高騰が要因だ。輸出額は19・8%増の7兆2993億円だった。鉄鋼や自動車の輸出が伸びた。
2月経常収支は1・6兆円黒字…原油価格上昇で15年以来の低水準 - 読売新聞オンライン
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