米大統領、ガソリン価格は「なお高過ぎる」－最近の値下がりでも - ブルームバーグ

バイデン大統領は22日、自らの経済チームとのオンライン会議でガソリン価格について、「下落しつつあるが、十分に速いペースではない。前進したものの、なお高過ぎる」と述べた。

　　米国のガソリン平均価格はこの夏、 需要低迷の中で38日連続で下落。全米自動車協会（ＡＡＡ）によれば、21日時点でガソリン平均小売価格は１ガロン＝4.41ドルだった。

　　ガソリン価格は初夏に付けた５ドル超からは下げたものの、過去の水準と比べると依然として非常に高い水準にあり、インフレの明確なサインとなっている。11月の中間選挙でバイデン大統領の再選と民主党による議会の多数派維持を危うくしかねない状況だ。

　　バイデン大統領はオンライン会議で石油会社に対し、未使用の国有地掘削許可を活用するようあらためて呼び掛けたほか、記録的な利益を自社株買い戻しではなくガソリン生産の拡大に充てるべきだとの考えを示した。

原題： Biden Says Gasoline Prices ‘Still Too High’ Despite Recent Drop（抜粋）

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