日本銀行が26日発表した6月の企業向けサービス価格指数(2015年平均=100、速報値)は106・9と前年同月比で2・0%上昇した。上昇は16か月連続。輸送費や人件費の高まりを背景に、上昇幅は2020年2月(2・1%)以来、2年4か月ぶりの大きさとなった。
企業向けサービス価格指数は、企業間で取引される輸送や広告などサービスの値動きを示す。今後、消費者向けの商品やサービスへの転嫁が進む可能性がある。
品目別では、燃料価格の高止まりや輸送需要の拡大を受けて、「運輸・郵便」が5・3%上昇した。このうち「国際航空貨物輸送」が84・9%、「外航貨物輸送」が66・5%と、いずれも比較可能な1986年以降では最高の伸びとなった。コロナ禍で一時制約された経済活動の再開が進んだことから、宿泊サービスは19・8%上昇し、労働者派遣サービスも1・7%伸びた。
6月の企業向けサービス価格指数、2・0%上昇…上昇幅は2年4か月ぶりの大きさ - 読売新聞オンライン
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