「旧車」と呼ばれる往年のスポーツカーの中古価格が高騰している。自動車大手が開発を競った1980~90年代に売り出された車種に人気が集中し、発売時の4倍近くの値が付くケースもある。かつて憧れた車に乗りたいという思いとともに、車の電動化で「馬力の強いエンジン車に乗れなくなるのでは」というファンの焦りが背景にあるようだ。
中古車メディア「カーセンサー」によると、旧車の価格は走行距離や保存状態によって異なるが、状態の良い車は品薄で発売時を上回る状況が続く。93年にトヨタ自動車が発売した「スープラ」は当時289万~472万円だったが、7月時点の販売額は634万円に跳ね上がり、この2年で価格は約2倍となった。
日産自動車「スカイラインGT―R」の89年モデルは740万円、90年にホンダが投入した初代「NSX」は1064万円だった。いずれも2年間で5~8割高騰した。新車発売時に親しんだ40~50歳代が主な顧客層となっている。
「スープラ」中古が634万円、2年で価格2倍…ファンに焦り「豪快な旧車なくなるかも」 - 読売新聞オンライン
Read More
No comments:
Post a Comment