7日のニューヨーク原油市場では中国などの世界的な景気の減速で原油の需要が落ち込むことへの懸念を背景に国際的な原油の先物価格が一時、およそ8か月ぶりに1バレル=81ドル台まで下落しました。
7日のニューヨーク原油市場では国際的な原油取り引きの指標となるWTIの先物価格が一時、1バレル=81ドル台まで下落しました。
1バレル=81ドル台をつけるのはことし1月以来、およそ8か月ぶりです。
背景には中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大している影響で、需要の回復が遅れていることに加えて、欧米など各国の中央銀行による金融の引き締めによって世界的に景気が減速することで、原油の需要が落ち込むことへの懸念が強まっていることがあります。
ロシアによる軍事侵攻でWTIの先物価格はことし3月初旬に一時、1バレル=130ドルを超え、世界的なインフレを加速させる要因となりました。
その後は世界的な景気減速への懸念から下落に転じ、OPEC=石油輸出国機構にロシアなどが加わるOPECプラスは5日、価格を下支えするため来月の原油の生産量の減産を決めています。
市場関係者は「中国の景気が低迷すれば原油価格の下落傾向が続くのではないかとの見方が出ている」と話しています。
NY原油市場 先物価格 約8か月ぶり1バレル=81ドル台まで下落 - nhk.or.jp
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