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Tuesday, November 29, 2022

FRBの利上げ休止を後押しか、CPIとPCE価格指数の差が縮小へ - ブルームバーグ

2種の主要な米インフレ指標の間に見られる異例に大きな差が今後数カ月に縮小するとみられ、米金融当局としては2023年早期に利上げを休止するための余地が拡大しそうだ。

  過去数カ月にわたり、消費者物価指数(CPI)で測る年間のインフレ率は個人消費支出(PCE)価格指数での同インフレ率を1980年代早期以来の大きな幅で上回ってきた。食品とエネルギーを除いたコアインフレの差も数十年ぶりの大きさとなっている。

  12月1日に発表される10月のPCE統計で、米金融当局が物価動向の目安とするコアPCE価格指数は前年同月比5%上昇への伸び鈍化が予想されている。今月公表された10月のコアCPIは6.3%上昇に減速した。

米CPI、総合・コアとも伸びが予想下回る-利上げ減速の余地 (3)

Diverging Metrics

The difference between the two price gauges is at its widest in decades

Source: Bureau of Labor Statistics, Bureau of Economic Analysis, Bloomberg

  しかし、この2つの指標間の差異拡大を増幅した統計上の特質の一部が向こう数カ月に弱まる上、他の要素も作用してギャップの縮小に寄与するもようだ。これが一助となり、インフレ率は当局の2%目標に向かって鈍化する見通し。エコノミストらはコア指標の伸び率について、来年末までに3-3.5%のレンジに落ち着くとおおむね想定している。

  クレディ・スイスの米国担当エコノミスト、ジェレミー・シュワルツ氏は「この収れんが来年の米金融政策にとっては重要で、議論を主導していく」とし、「CPI統計から発せられる危険信号が弱まる」ためだと説明。

  「CPIは今、最も強いタカ派なメッセージを送っている。よってそれが減速し、PCEに近づきつつあるというのはなおさら重要になる」と話した。

  概念上、この2つの指標では測るコストの対象が異なる。CPIは自己負担支出を対象とするため、家賃や自動車といったものの比重が顕著になる。一方、PCEは家計が費用を直接負担するかどうかにかかわらず、米国民による消費全てのコストを測ることを意図している。その結果、項目の比重や統計に含まれるコストに大きな相違がある。

原題: Fed to Get Some Help in Pausing as CPI-PCE Inflation Gap Shrinks(抜粋)

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