MFS、AIでマンション価格・利回り試算 - 日本経済新聞

住宅ローン比較サイト「モゲチェック」を運営するMFS（東京・千代田）は、人工知能（AI）を活用して区分マンションの理論価格や利回りを測る計量モデルを開発した。不動産に投資する個人投資家が物件価格の妥当性を判断しやすくする。

同社の不動産投資サービス「INVASE（インベース）」に価格・利回りシミュレーターを搭載した。東京23区と横浜市、川崎市の50平方メートル以下の投資用区分マンションの物件情報を約230万件分析し、物件が生み出す賃料の安定性を測る計量モデル「Pスコア」を開発した。利用者は購入を検討する物件の立地や築年数、賃貸状況など8項目の情報と賃料を入力することで、理論な物件価格を計算できる。

投資用不動産の不動産取引の情報は一般に開示されておらず、個人投資家にとって不動産の価格や利回りが妥当かどうかの判断が難しい。個人投資家が物件選びや投資判断する際の参考にしてもらい、投資用不動産の売買促進につなげる。

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