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Saturday, December 24, 2022

2023年は値上げペースが加速 4月までに7000品目超 ハッピーターンなど菓子類は価格据え置きで減量:東京新聞 ... - 東京新聞

 来年の食品の値上げは今年以上に加速しそうだ。来年4月までの値上げの予定は既に7000品目を超えており、今年を超えるペースで進む。電気やガス代、人件費の上昇など値上げ要素は複雑化しており、来年も幅広い商品で断続的に値上げが実施される見通しだ。 (並木智子)

 帝国データバンクが食品主要105社を対象にした調査では、今年値上げされたのは2万0822品目。一方で、来年1〜4月に値上げが予定されるのは7152品目と、早くも今年同期の1.5倍を超えている。月別では、来年1月は580品目にとどまるが、2月は4277品目と突出する。

 1月は小麦関連製品などの再々値上げの商品が目立つ。今年10月に政府の輸入小麦売り渡し価格が据え置かれた効果は薄く、日清製粉ウェルナやニップンはミックス粉などを値上げ。日清製粉ウェルナの広報担当者は「(小麦以外の)他の輸入原材料、海上運賃費の高騰、円安の影響がそれ以上に大きい」と話す。

 ティッシュやトイレットペーパーも、パルプなど原材料価格の高騰などで大幅な値上げとなる。王子ネピアは前回の値上げから3カ月ほどしかたっておらず、改定率も前回より5ポイント以上大きい。担当者は「これほどコストが上昇するとは見込めなかった」と明かす。

 価格は据え置き、内容量を減らす実質値上げも目立つ。山崎製パンはこれまで価格を上げていたが、今回は「薄皮つぶあんぱん」を5個入りから1個減らす。担当者は「消費者の節約志向など総合的に判断した」と話す。亀田製菓も「ハッピーターン」108グラムを96グラムに減量する。

 調査会社インテージが全国の15〜79歳の男女3109人を対象にした食費節約の取り組みの調査で、「お菓子やデザートを控える」が20%となるなど、嗜好しこう品である菓子類は、買い控えの対象になりやすい。気軽に買える価格設定が重要で価格自体を上げるより、実質値上げが選ばれがちという。帝国データバンクの担当者は「どこまで価格を上げていいか企業も手探りだろう」と話す。

 一方、一時1ドル=150円台まで進んだ円安は局面が転換し、日銀も政策を修正したため今後値上げに歯止めがかかることが期待される。だが、同担当者は「企業は歴史的な円安を経験した以上、価格設定の上でまだ楽観的な見通しは立てづらいだろう」と話し、円安以外の値上げ要因もあるため、値上げラッシュが当面は続くとみている。

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