静岡県東部の酪農家が14日、飼料価格高騰で厳しい環境に直面しているとして、負担軽減と経営安定に向けた支援を農林水産省に緊急要請した。東部地域酪農委員会の土井一彦委員長、勝又幸男副委員長らが同省で勝俣孝明副大臣(衆院静岡6区)に文書を手渡した。
燃料費上昇、収入の一部になる子牛価格の下落も重なるなど「複合的要因で経営環境は危機的状況にあり、多くが廃業に追い込まれている」と指摘。牛乳・乳製品の消費拡大や過剰在庫の解消、経営安定のための価格補償制度創設、4月以降の配合飼料価格高騰対策の継続などを訴えた。
土井委員長は自助努力だけでは限界に来ているとした上で「現状を知ってもらい、さらなる支援をお願いしたい」と求めた。勝俣氏は「苦しい状況を乗り切れるようにしていきたい」と応じ、輸出を含めた需要の拡大に努める考えを示した。
自民党の深沢陽一氏(衆院静岡4区)と若林洋平氏(参院静岡選挙区)が同席した。
飼料価格の高騰で農水省に支援要請 静岡県東部の酪農関係者|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞
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