卵の価格が値上がり続ける中、街の人からは、家計への影響を嘆く声が聞かれました。
小倉北区に住む30歳の女性は、「卵が高くて困っています。いつもお弁当の卵焼きは卵2個で作っていましたが1つにして、牛乳やチーズを入れてかさ増しするなど工夫をしています」と話していました。
小倉北区に住む70代の女性は、「先日、50年ほど前の家計簿をみたら卵88円でそれ以降も大きな変動は無かったので、いまの値段には驚いています。買い物の時は毎回買っていたけどいまは無くなりそうになってから買うようにしています」と話していました。
門司区に住む40代の男性は、「卵は、週の初めにたくさんゆで卵にして、毎日、お弁当に1つずつ入れています。貴重なタンパク源なので、買い控えはしてませんが、高いし、スーパーに無いこともあるので、品揃えも価格も早く安定して欲しいです」と話していました。
飼料価格の高騰や感染が拡大する鳥インフルエンザの影響で卵の価格が上がり続け、北九州市の飲食店も頭を悩ませています。
鳥インフルエンザで処分されるニワトリなどの数は、今シーズン、国内ですでに1500万羽を超えて過去最多となり、卸売価格の目安となる「JA全農たまご」の福岡地区でのMサイズ1キロあたりの先月の平均価格は337円と、去年の同じ月と比べておよそ2倍に値上がりしました。
こうした中、北九州市小倉北区にある飲食店でも卵の価格の値上がりに頭を悩ませています。
この店ではカツ丼や肉玉うどんなど卵を使ったメニューが人気で、1日におよそ80個の卵を使います。
10個入り1パックの仕入れ価格は、去年11月は305円でしたが、今月には410円と、4か月で105円値上がりしました。
それでも油や小麦などの価格上昇で2か月前にランチメニューを30円から50円値上げしたばかりのためいまは価格に転嫁できないといいます。
「うどん秋月」の店主、時津雄大さん(47)は福岡市の養鶏場で鳥インフルエンザが検出されたことでさらに影響が長引くと不安を募らせています。
時津さんは「卵の価格は安定してたのでこれだけ上がるのは驚いた。店の味を変えないために買うしかなく、ギリギリまで値上げせずに頑張るので、とにかく安定して以前の価格に戻って欲しい」と話していました。
卵の価格高騰 街の人からは家計への影響嘆く声も|NHK 北九州のニュース - nhk.or.jp
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