地金大手の田中貴金属工業(東京)は11日、金の店頭販売価格を1グラム当たり前日比25円高の9456円に設定した。国内金小売価格の指標として5日の9443円を超えて6日ぶりに過去最高を更新した。金は希少な貴金属で宝飾からIT製品まで用途が広く、不況でも暴落しない安全資産とされ、最近は値上がり傾向が続いている。
金価格は国際的にドル建てのため、円安が進むと円換算した金の値段は上がりやすい。日銀の植田和男新総裁は前日夜の就任記者会見で、大規模な金融緩和策を継続する考えを明らかにした。日米金利差の拡大予想から外国為替市場で円安ドル高が進行した。
金小売価格、6日ぶり最高更新 - 神戸新聞NEXT
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