[メルボルン 13日 ロイター] - レアアース(希土類)の価格が今週に入って約2年8カ月ぶりの安値に沈んでいる。グリーンエネルギーと自動車セクターの需要鈍化や、中国からの供給増加が理由だ。
中国は先月、ガリウムとゲルマニウムの輸出規制方針を打ち出し、今後戦略的な鉱物の輸出制限を拡大するのではないかとの懸念が広がっている。
しかし足元では需要は弱い。また中国は市場支配力を強化しようとして潤沢な供給に動いている。
バレンジョイのアナリスト、ダン・モーガン氏は「需要サイドは主として風力タービン装置の分野が軟調だ」と述べた。
一方、中国の公式統計によると、6月のレアアース輸出は過去3年余りで最高水準に達した。
こうした中で中国のプラセオジム・ネオジム合金価格は今週、1キロ当たり73.50ドルと、2020年11月以来の低水準となった。10年ぶりの高値だった昨年1月の220ドルと比べて、3分の1程度に下がった形だ。
レアアース価格が2年8カ月ぶり安値、需要鈍化と中国の供給増で - ロイター (Reuters Japan)
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