[ロンドン 5日 ロイター] - 英住宅金融ハリファクスが5日発表した昨年12月の英住宅価格は前年比1.7%上昇と、8カ月ぶりに上昇した。金利上昇で打撃を受けていた不動産市場に安定化の兆しが出ている。前月比では1.1%上昇。
ハリファクス・モーゲージのディレクター、キム・キナード氏は、売却物件の不足が価格上昇の主因とみられるが、住宅ローン金利が低下しており、今年初めに購入意欲が増す可能性が高まったと指摘。
「われわれの最新予測では、今後1年間の住宅価格は2─4%下落する可能性があるが、現在の経済情勢を踏まえると、予測の不確実性は依然として高い」と述べた。
キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、イモジェン・パティソン氏は、前年同月の住宅価格が、ミニ予算発表に伴う債券市場の混乱で前月比1.4%下落していたことが影響したと指摘。
ただ、住宅ローン金利の最近の低下を踏まえ、今年第4・四半期の住宅価格が前年比3%上昇するとの見方を示した。従来予測は1.5%低下だった。
英住宅価格、12月は前年比+1.7% 8カ月ぶり上昇=ハリファクス - ニューズウィーク日本版
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