中国の住宅価格の下落ペースは1月に新築、中古の両方で鈍化した。
国家統計局が23日発表したデータによれば、主要70都市の新築住宅価格(政府支援住宅を除く)は1月に前月比0.37%低下。昨年12月は0.45%下落していた。一方、1月の中古住宅価格は前月比0.68%下落と、こちらも下げが縮小した。
中国当局は、景気の足を大きく引っ張っている不動産危機への対応を強化している。不動産開発大手の 中国恒大集団は先月、香港高等法院(高裁)から清算命令を受けた。
中国恒大に香港高裁が清算命令-資産は本土中心、実質的な回収困難か
易居研究院の厳躍進リサーチディレクターは「住宅価格の下落は最悪期を過ぎた可能性がある」と分析した。
当局はいわゆる「ホワイトリスト」を通じ、不動産融資を増やすよう銀行への圧力を強めている。国営メディアが今週報じたところでは、銀行は支援対象となる不動産プロジェクト向け融資として、少なくとも1240億元(約2兆5900億円)を確保した。
一部の市場関係者は、販売が大幅に持ち直すかどうかはより強力な政策にかかっていると指摘。マッコーリー・グループの中国経済責任者、胡偉俊氏は「現在の措置では市場の好転には十分ではない可能性がある」と分析した。
原題: China Home Prices Fall at Slower Pace as Support Mounts (1)(抜粋)
中国の住宅価格、下落ペース鈍化-支援強化で値下がりに歯止め - ブルームバーグ
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