ガイシャも無縁のものではない
ふと、いまや国内市場でシェア半数以上を占める“トヨタ車”ではどうか? という考えが頭をよぎるも、その答えは前述のとおり「ヤリス」だった。では、海外からやってくる輸入車の価格についてはどうだろうか。
人気の輸入車をいま新車で買うとなると、「ポルシェ911カレラ」の場合でおおむね総額1800万円は必要であり、はるかに価格の低い、例えば「BMW 116i」であっても総額は軽く400万円を超える。若衆にはちょっと難しい金額であり、おっさんである筆者だって、正直、厳しい。
だが車両価格250万円也の「ルノー・トゥインゴ インテンスEDC」であればなんとかなる! ……と思ったのだが、残念ながら2023年末で生産終了となったため、まだ買えるかどうかは微妙。ということで、現実的な線としては273万9000円の「フォルクスワーゲン・ポロTSIアクティブ ベーシック」を狙うことになるだろうか。
で、これもボディーカラーは無償な割にカッコいい「ディープブラックPE」を選び、フロアマットは一番安い「フロアマット(チェック)」というやつを3万3000円で装着。純正インフォテインメントシステムである“Ready 2 Discover”は標準装備ということで「ほかに付けるものはなし! ナビはスマホをApp-Connectで接続して代用するぜ!」という方針で臨めば、諸費用を合わせた支払総額は294万7050円でおさまるもよう。ギリギリ300万円以下だ。
まぁ実際には「もっといいグレードが欲しい(せめて中間グレードにしたい……)」とか、「あのオプション装備も付けたい!」となるだろうため、筆者もこのシミュレーションどおりにいくとは思っていない。だが「シンプルな車種&グレード+最低限の装備でよし」と考えるのであれば、新車もさほどバカ高くはないのだ。いや正確には、「スタート価格が高くない新車もあるのだ」ということである。
(文=玉川ニコ/写真=スズキ、ダイハツ工業、トヨタ自動車、フォルクスワーゲン ジャパン/編集=関 顕也)
いまクルマはいくらで買える? 新車のスタート価格を知る - webCG
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